営業に限らず仕事をするうえで最も大事なことは、相手に伝えたことを正しく理解してもらうことです。

なぜなら、相手に依頼したこと、話したことが正しく理解されていなければ、会社にとって大きな損失になるからです。

一例をあげましょう。以下は、以前にタクシーに取ったときのタクシー運転手との会話です。念のため登場する固有名詞は、仮名にしてあります。

私「○○株式会社まで行きたいのですが、判りますか」

運転手「セントラルのところ?」
私「セントラルって何ですか?知らない」

運転手「住所教えて貰えますか」
私「大田区○○・・・です。(念のためiPhoneの地図で検索してみる)」

運転手「セントラルのとこだね」
私「違います。セントラルじゃないです」

運転手「大田区○○だよね」
私「(地図でセントラルが隣のビルだと判る)セントラルの隣のビルですからね」

運転手の反応がおかしいので念のため地図を見ながら目的地に進んでいたか確認していましたが、目的地の手前で右折してセントラルの敷地に入ってしまいました。右折したときに「ここじゃない」と言ったのですが、最後まで話しを聞いてもらえませんでした。

手前のビルに入ったのでアポイントに遅れなかったのが幸いでしたが、人の話を聞いていないというのは怖いものです。

上の会話でも判るように指示した内容と違う返事をしたら要注意です。その人は、こうすれば出来る、こうすれば良いと思い込んだ瞬間から、話を聞いていないのです。

タクシーで間違って隣のビルに連れて行かれたくらいなら笑い話で済みますが、大型の開発案件で違った結果になったらどうなるでしょう。あなたが、部下に頼んだことが締切までに出来てこなかったらどうなるでしょう。

重要なことは、こちらで設定しているゴールと認識をあわせるということです。そうでないとあとで、「言った内容と違う」、「そんなことは言っていない」ということになりかねません。