出版商法にご注意を

私のようなコンサル業であれば、ブログで情報発信は必須です。

私の書籍でも書いていますが、単純接触効果があるからです。

ちょっと気になる記事を読んでみて、他に関連記事はないかなと別な記事を読む。

毎日更新していれば、時間のあるときにまとめて読むといったことをする経営者が出てきます。

なので、経営者の方にも自社のホームページで情報発信することをオススメしています。

さて、ブログを書いているとひとつだけ面倒くさい事が起きます。

出版商法です。

「出版物販売額の実態 2016(日本出版販売株式会社)」によれば、国内には3,489社の出版社があります。そのうち約9割は、東京にあります。

集英社、講談社、小学館、角川書店といった名の通った企業からの問合せであれば、問題はありませんが、聞いたこともないような出版社のほうが多いのです。

こうした会社から、著者には金額的な負担ゼロの企画出版と誤認させるような電話がかかってきます。

よくよく話を聞くと、印刷代は当社持ちで、編集代をお支払いくださいといったことになります。

・都内のそれなりのところにある出版社から電話が来たと思って喜んではいけません。
・のせられて自伝などを書いて取引先に配るようなことはしてはいけません。

出版には、お金は1円も必要が無いのです。私も著書が、2冊ありますが1円も出版社にお金を払っていません。

出版は、最初に企画ありきです。出版社の人は、常に出版のネタを探しているのです。

一昔前に流行ったビリーズブートキャンプ。運動がキツくて殆どの人が続かなかったことと思います。

ダイエットに悩む人は、運動なしで楽にダイエット出来る方法を探すのです。

こういう情報発信をしている人は、出版社から声がかかります。

従って、「書籍の出版を手掛ける○○ブックエージェンシーの○○と申します。貴社のページを拝見させていただき、ぜひ取材させていただきたいと思いご連絡させていただきました」といった連絡は来ないのです。

なぜなら、取材して出版会議で承認されたら出版という流れにはならないからです。

コンタクトの時点で「こういう企画なのですが、書けますか?」というのが普通です。

皆様、くれぐれも怪しい出版社からのお誘いには乗らないように。