仲間と働く喜びに気づく物語 奇跡の営業所

休日は、いかがお過ごしでしょうか。

営業管理職の人に是非、呼んで欲しい書籍を紹介します。

IT Mediaで連載されていた友人の森川滋之さんの「奇跡の無名人たち」が、「仲間と働く喜びに気づく物語 奇跡の営業所」として完全版として書籍化されました。

なぜ、完全版と言っているかというと2009年に一度「奇跡の営業所」として、連載の一部が書籍化されているんです。

このときは、連載の第二部部分がばっさりとカットされていたので連載を読んでいた身としては残念に思いました。

それまでの溜飲がさがる快進撃部分が、無いのですから。

仲間と働く喜びに気づく物語 奇跡の営業所
仲間と働く喜びに気づく物語 奇跡の営業所

この話は、全国に100ヶ所ある営業所で最下位の職場に営業経験のないメンバーが寄せ集められたところから始まります。

先に話してしまうと最終的にこの営業所は、2位に倍以上の売り上げを誇るトップの営業所になります。

・マイラインという差別化の難しい商材
・営業経験の無いメンバー
・日本語の苦手な帰国子女
・ノルマを達成できなければ営業所が無くなる
・本部からの圧力

こうしたいくつもの困難をどのように切り抜けてきたか、それを物語調で理解することができます。

私自身も、サラリーマン時代の殆どを新規顧客開拓中心の営業をしていました。

電話によるアポ取りから、人間関係構築のために何度も通いつめて、提案、受注と苦労して案件を獲得したときの嬉しさというのは何ものに代えがたいものです。

それが、営業の醍醐味でもあるのですが。

それ以上に難しいのが売れる営業チームを作ること。

個人の営業力から、チームの営業力に変えていくのは難しいものです。なぜなら、営業という職業にはコミッションがあるからです。

コミッションがある以上、他の営業マンの面倒など見ていられないのです。

ちょっとだけ中身を話すと主人公の吉田和人は、ネチネチと営業マンを責めることはしません。

そうした前提といくつもの足かせのなか、どうやって営業部員をやる気にさせたのか。

吉田和人と営業部員の想いが結実する結末は、是非読んで欲しいです。

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