
最近の10代、20代の若い世代は、検索でGoogleを使わないそうです。Googleで検索すればすぐに判ることを聞く人のことをググレカスと言っていましたが、もはや死語なのかもしれません。
では、彼らは、何を使って検索をしているのでしょうか。
彼らは、グルメやファッションなどの欲しい情報を調べるときにInstagramを使っています。そして、何かを購入するときには、Amazonやメルカリで検索して購入しています。
オンラインマーケティング会社BloomReach社の調査によれば、商品の購入の検討する際に55%の人がAmazonで検索しているそうです。
上記の共通点は、スマートフォンのアプリがあること。検索して何かを調べるのは、パソコンでGoogle検索から、スマホのアプリで検索に移ってきているのです。
若い世代が、検索でGoogleを使わなくなった大きな理由のひとつは、このスマホの普及です。乗り換え案内にしても、最新のニュースにしてもWEBでGoogle検索しなくても用途にあったアプリをダウンロードしてしまえば、必要な情報は手に入るのです。
そして、2つめの理由は、Googleで検索するとSEO対策されたサイトが上位にくること、ステマがあることだからです。本当に欲しい結果が上位に出てこない、出てきても業者の書いた記事ばかりでは使う意味が無いからです。
一例をあげましょう。映画「君の名は。」に登場した食べ物を再現したカフェに行きたい。映画のあのパフェを食べたいと思ったときにInstagramで「君の名は カフェ」で検索します。そして実際にお店に行った人の投稿を見るのです。こうした検索方法は、もともとTwitterで行われていた方法ですが、Instagramで検索するときも使えます。検索結果が画像で出てくるので、欲しい情報がすぐに判ります。
Instagramで好きなモデルやタレントをフォローしておけば、ファッションやグルメの最新情報が簡単に手に入ってしまいます。雑誌やテレビで取り上げられる頃には、もはや彼らにとっては古い情報になのです。
Instagramで調べてAmazonで買うというのは、ひとつのトレンド消費の流れかもしれませんが、こうした購買行動の変化は常にウォッチする必要があります。うまくいっている方法を他の分野に応用する(パクる)のは、ビジネスを作る基本ですからね。
ググレカスという言い方も、そろそろ終わりなのかもしれません。