iPhone6の販売開始と販売時期が2015年なので、イマイチ盛り上がらないApple WATCHですが、盛り上がらないのには理由があります。それは、時計として役に立たない可能性が高いからです。

腕時計には、2つの要素しかありません。それは、「正しい時間を知る」ことと「ステータス」です。そこに「脈拍や運動量を一日記録してくれる」機能を付け、拡大する市場を狙ったお洒落なデバイスとして登場したのがApple WATCHです。

ユーザが1日中楽しめるテクノロジーがつめ込まれていますが、あの小さい画面を一日いじり続けることはないでしょう。運動量や睡眠状態を記録する機能を使うのが最も活用するシーンになるでしょう。気になるのが電池の持ちです。競合となるリストバンド型の活動量計測計は、1週間から2週間充電が不要です。公式な発表はされていませんが、Apple WATCHの電池の持ちは、一日くらいではないでしょうか?

結局、「脈拍や運動量を一日中は、記録してくれない」し、昼間に電池切れを起こしたら「正しい時間を知る」ことも出来ないデバイスということになってしまいます。機械式の時計とは違って、数年先には機能が陳腐化してしまうことを考えると持つことに「ステータス」はあるのかということになります。

おそらく数年先には、体温やソーラーで自動的に充電できるテクノロジーが実装されルトは思いますが、Apple WATCHの成功の鍵は、腕時計のポジション(場所)をどこまで奪えるかではないでしょうか。

それでは、このデバイスは、どのマーケットに売っていく商品なのでしょうか?

説明するまでもなく、ヘルスケア(健康管理)市場でしょう。アメリカでは、2010年以降の「オバマケア」(医療保険制度改革法)による医療費抑制によって、ヘルスケア領域でマイクロ起業が増えています。第1次ベビーブーマーは2014年には68歳になりますのでアメリカでも高齢化社会が進みベビーブーマー7600万人が退職者へと移行していきます。日本でも団塊の世代のヘルスケアも今後問題になってくるでしょう。つまり、医療費というパイをヘルスケアが奪い合うのです。

人の健康状態を遠方から監視したり、蓄積してデータ化したりすることが可能になるのです。病院やフィットネスクラブとネットワークで結ぶことも出来ますので、今後益々ヘルスケア領域は活性化するでしょう。

349ドルで脈拍を一日記録してくれるお洒落なデバイス。これが、このガジェットの売りなのです。